INAPの坂本です。
突然ですが、皆さんはご自身のコミュニケーションで悩んだことはありますか?
日常生活や仕事において、私たちはコミュニケーションを欠かすことができません。
しかし、情報伝達の方法を誤ると、誤解や混乱を招いたり、時には多くの機会を逃すことにつながります。
なぜ、コミュニケーションを題材としたか
コミュニケーションについて考えた理由は、2つの機会があったからです。
1つ目 業務上でのプレゼンテーションや作業の指示出しの機会が増えたこと
2つ目 コミュニケーションに焦点を当てた研修に参加したことです
このブログを通じて、「どうすれば分かりやすく相手に伝えることができるのか」ということについて考えるきっかけとなると幸いです。
研修での経験
先日、社外研修で「ブラインドサッカー体験ワークショップ」に参加する機会がありました。
皆さん、ブラインドサッカーについてご存じでしょうか。
視覚障害者の選手たちが音やボールの音の指示に頼りながら行うスポーツです。
目隠しをした状態の相手にゴールの位置を伝えるためには、主に2つの方法があります。
1つ目は拍手による場所の示唆
2つ目は言葉による説明です。
【拍手で場所を伝える場合】
⇒ ゴールの場所はわかるかもしれませんが、音を頼りにするしかなく、「ゴールがどれほど先にあるのか」「このままシュートすればゴールできるか」などの詳細は不明です。
【言葉で場所を伝える場合】
⇒ ゴールの位置を具体的に伝えることができ、拍手の際には伝えることのできなかった「ゴールまでの距離」や「誰に対しての指示なのか」ということなども伝達できます。
今回は、目隠しをして2メートルほど離れたゴールにシュートできるかという体験をしました。
まず、視覚がないという状態になり不安感がとても大きかったです。
その状態の相手に、拍手だけで場所を伝えるのはコミュニケーションとしては不十分であるなと感じました。
この体験を通じて、「伝える」ということは単に話すだけでは不十分で、
「相手が理解できるように言葉や文章で伝える」ということの重要性を痛感しました。
実生活でどのように応用できるか
ここからは、この体験を日常生活や仕事でどのように生かすかについて考えてみましょう。
①メディアとテクノロジーの活用
ブラインドサッカー体験から、伝えるには視覚以外の情報だけではなく伝える方法を選択する重要性が明らかになりました。
それぞれの環境や状況に併せたコミュニケーションの取り方を選択しましょう。
また、テキストメッセージ、電子メール、SNSなどのテクノロジーを活用して情報を伝える際には、
より具体的で明確な言葉や表現を選びましょう。
例えば、ブラインドサッカーの場合は皆が動いているため誰に対しての指示なのかが分からないことがあります。
そのため、指示を出す際に名前や背番号などといった自分に対しての指示だということが分かるよう具体的伝えることで試合運びがうまくいきます。
②視覚的な補助
視覚情報が不足している場合、視覚的な補助手段を活用しましょう。
図や表、グラフ、イラストなどを使って情報をわかりやすく伝えることで、相手の理解を促進し、誤解を減らすことができます。
③シンプルで明確なコミュニケーション
複雑な表現は誤解の原因となります。
伝える際には、シンプルで明確なコミュニケーションスタイルを意識しましょう。
伝えたいポイントに焦点を当て、不要な情報は省略することで、相手にとって理解しやすいコミュニケーションを実現できます。
まとめ
これらのアプローチを積極的に取り入れることで、日常生活や仕事でのコミュニケーションがより効果的になり、誤解や混乱を減少させることができます。逆に、「伝わらない」という問題を無視すると、言葉の選択ミスやトーンの誤解、信頼性の低下や関係の悪化といった多くの機会の逃失につながる可能性があります。
コミュニケーションは単なる情報の伝達ではなく、
相手が情報を受け取り、理解し、行動できるようにするための重要なスキルであるということ
そして、コミュニケーションは常に双方向のプロセスであるということが大切です。
相手のフィードバックを受け入れ、適切に対応することが、良好な関係を築き、成功をもたらす鍵となります。
コミュニケーションスキルを向上させることで、個人的な成長と職場での円滑な作業の手助けとなると思います。
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